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Action for Mangrove Reforestation (ACTMANG)
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紅海沿岸の沙漠のマングローブ地帯を旅して―地球研プロジェクト
Photographs taken by Suda
①
乾燥地を生きぬくスーダンのヒルギダマシ林
マングローブ構成樹種はヒルギダマシ(
A.marina
)のみ。だが、紅海大学海洋学部アブデルモネイムさんの写真によると、オオバヒルギもわずかに自生している。
手前は、洪水による土砂堆積により直立根も埋まり枯れた木々。涸れ川が急激に増水して流される人もいるそうだ。
海際のヒルギダマシの気根(直立根)は高さ95cmにもなる。ポートスーダンでは日々の干満差が10から20cmと極端に狭く、かつ平均海面の季節変化が30cmと激しいことがその理由だろう。
夏季は海水面低下により現場の地面は乾燥気味。秋から春には海水面が戻り塩田状態を脱する。
食事中のラクダの親子。過放牧では、葉や小枝が食べられて落葉樹のようになる。その影響で結実量が減少すると、天然更新が大きく阻害される。
ラクダの口が届かない高さまで木が大きくなると少し安全。だが、彼らが動き回ると、地下の根もズタズタ。おまけに、直立根を食べることも。
ラクダ放牧を生業とする遊牧民。経済が発展したカタールではレース用に飼育されることが多い。それらの世話をしているのは出稼ぎスーダン人と聞く。
人力で汲み上げられた深井戸の水を飲ませる(塩分濃度1.1%)。ラクダのミルクはカタールでは発酵状態で酸味を感じたが、こちらのものは新鮮。
愛くるしいガゼルの子供。
ジュゴン担当スタッフたち。野外に運び出したベッドで、星空を見ながら就寝。
超甘いコーヒー。鉄製お玉の上で豆を焚火で焙煎する、伝統的なコーヒーの接待もうけた。
おちょこの半分まで砂糖。アルミ製ポット内には、切干し大根状の乾燥ショウガとコーヒー豆の微粉が入っている。
招待されたイベントでのひとこま。歌に合わせて子供たちが踊る。
稀に沈没することがある大型フェリーで、ポートスーダンから対岸のアラビア半島のジェッダへ移動。就眠中に給水ポンプが故障して、朝のお勤めが難儀。
予約していた4人部屋を使用。船内には食堂と両替所もあり。夕方には出港。
ジェッタ港には、翌日の昼前に着岸。
② 保護管理が進むサウジアラビアのマングローブ林
サウジアラビア南限のイエメン国境から北限のドゥバーまで、野生生物保護委員会(NCWCD)の日産パトロール4台で走り抜ける。海岸部は国境警備隊の管轄で、道案内を頼むことも。
本土に近い無人島のヒルギダマシ林。陸側では、濃縮されて海水が高塩分になるために樹高は低め。他方、海側では4%ほどと低く、かつ遠浅で波も穏やかなので健やかに育ったようだ。
内陸に降った雨が濁流となって涸れ川河口域に自生するヒルギダマシ林を襲った。急激な土砂の堆積で根が呼吸できずに枯れたようだ。干潟を耕すカニなどの底生生物への影響もあっただろう。
ラクダの口が届かない上部は健全。
地上30cmほどの地点を地表面と感じているのか、水耕栽培のようだ。南北に細長い紅海の中央部、その特殊な潮汐環境に適応した結果だろう。
入江を横断するコーズウェイ(埋立道路)では導水管が設置されている。だが、数が少なく、また土砂で詰まることが多い。その結果、道の陸側が乾燥することや、逆に雨水が溜まり池になることも。
埋立道路により海水が堰き止められて枯れそうなヒルギダマシ林。日々の干満による海水の動きを妨げないような橋の構造が理想だ。現地側リーダーのアナスさんらの提言により、一部は改善されたそうだ。
埋立道路が壊されて、自然の潮汐が回復。10年以上前に現場を指揮したのはJICA派遣の宮本さんと、弟子のアブドラさん。
マングローブ荒廃地が干潟の環境に戻り、植林もおこない再生された森。
ナツメヤシの実のデーツ。未熟なものは渋柿のように渋い。
朝食風景、主食はホブスと呼ばれる円形パン。
食事前には何を食べるかで毎度の話し合い。本日はカフサと呼ばれる羊の炊き込みご飯。
紅海に浮かぶ孤島ファラサンのヒルギダマシ林。
ファラサン島のオオバヒルギ林 (
R.mucronata
)に営巣するペリカンのルッカリー。鳴き声が騒々しい(1月)。
日本側はリーダーの縄田さんと我々2人。背景は支柱根が特徴のオオバヒルギ林。本土側でも見つけることが困難な樹種である。
紅海へ沈む太陽。サウジアラビアでは保護や植林が進む。対岸のスーダンではまだ試験植栽の段階だった。本格的な植林に向けては、過放牧のコントロールが大きな課題となる。
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